在宅介護では365日、ご家族が介護されるご本人に寄り添い、生活支援や介護をされていると思います。
ですが、在宅での介護はご家族が一時的に家を空けなければならなくなった時や家族の体調不良などの理由から介護が難しくなることもあります。
そういった場合、短期間で施設の利用を希望される方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は「短期間でも宿泊利用できる介護施設」についてご紹介します。
■ショートステイとは?
最短1日の短期間から最大30日間、施設に宿泊ができるサービスのことを言い、ここでは生活支援や介護を受けることができます。
利用者の多くは在宅で介護を受けている方で、ご家族が何らかの理由で一時的に介護ができない場合に活用されています。
■ショートステイ利用方法
ショートステイを希望される場合、施設に直接問い合わせず、初めにケアマネジャーへ相談をしましょう。
利用には、申込みと予約が必要となります。申込みは3ヶ月前、予約は1~2ヶ月前には取ることのできる施設がほとんどです。
上記の期日より遅くなってしまうと、利用できない施設がほとんどなので期日には注意しましょう。
また、急にショートステイの利用が必要な場合であっても、まずはケアマネジャーに相談するようにしてください。
■ショートステイの提供施設3種
ショートステイは主に3つに分類されます。
- 短期入所生活介護
- 短期入所療養介護
- 介護保険適用外のショートステイ
*短期入所生活介護と短期入所療養介護は介護保険適用です。
■短期入所生活介護
短期入所生活介護が提供している主な施設とサービスは以下の通りです。
【提供施設】 ショートステイ専門施設・特別養護老人ホーム・一部の有料老人ホーム
【サービス内容】 生活援助(食事や入浴など)・リハビリ・レクリエーション など
【対象者】 要支援または要介護認定を受けた方
■短期入所療養介護
短期入所療養介護が提供している主な施設とサービスは以下の通りです。
【提供施設】 介護老人保健施設・介護療養型医療施設
【サービス内容】 一般的な生活援助(食事や入浴など)・医療的管理とケア(機能訓練・投薬・喀痰吸引)
【対象者】 要支援または要介護認定を受けた方で医療的な管理が必要な方で自宅でインスリンの自己注射を行っている方、たん吸引が必要な方などが対象です。
■ショートステイ活用目的
ショートステイを活用されている目的は以下のような場合です。
【ご家族が活用する目的】
- 遠方での冠婚葬祭で自宅を空ける必要がある
- 仕事で出張の予定ができた
- 社員旅行がある
- 介護者の体調不良
- 介護者の一時的な休息・息抜き など
【本人の事情で活用する目的】
- 入る施設が未決定の状態
- 特別養護老人ホームの入居待ち
- 退院直後のリハビリのため など
■ショートステイ利用条件
【介護保険適用の施設】
要支援1~2、要介護1~5の認定を受けた65歳以上の方が利用できます。但し、40~64歳であっても特定疾患があり、要介護と認定された方はショートステイの利用が可能です。
【介護保険適用外の施設】
通常、自立の方は介護保険適用では利用できませんが、介護保険適用外では自己負担により自立の方でも利用が可能です。
*但し、施設によって利用条件は異なります。
■まとめ
ショートステイは介護するご家族が一時的に家を空けなければならない場合だけでなく、ご家族の休息やご本人の退院直後のリハビリなど、さまざまな理由から利用されています。
利用を検討される場合は、予約が必要になります。直近すぎると短期であっても入所できない施設が多いため、必ずケアマネジャーに相談してみてください。
「福山・備後の老人ホーム・介護施設紹介センターりんどうの家🏠」では、見学同行を行っています。
なかなか直接聞きにくい質問などもご本人様やご家族に代わって質問いたします。
また、おひとり様のご入居の相談、身元保証、相続から遺言作成、介護や医療のように難しい専門分野において不安なことやお困りごとなどありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。