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家族とのコミュニケーションを円滑にするために、終活の計画や意向をどのように伝えるべきですか?

相続

世間でよく耳にするようになった終活。聞いている分には何ら気になることはない内容かもしれません。

しかし、自分自身のこと、家族のこととなれば、終活はデリケートな問題になり、話を振ること自体にもためらってしまうことがあるかもしれません。

いつか迎える時に向け、終活について家族で話し合うことは大切なのですが、どうしても話づらく感じてしまう場合、どうタイミングをみつけて話し合えばいいのでしょうか。

今回は「家族に終活の計画や意向をどのように伝えるべき?」をご紹介します。

 

■終活話し合いの割合

年々、終活に対する関心が高まる一方で、終活の計画や意向を話し合えている家族の割合は、全体の約2割と少ない結果が出ています。

■なぜ割合は少ないのか

終活への関心が高い一方で、なぜ終活に対する話し合いの割合が少ないのでしょうか。

その要因には「話し合いのきっかけが作りにくい」ことが考えられます。

 

■話しのきっかけ作りとは

終活の話を切り出すきっかけ、タイミングは以下の通りです。

1-法事

親族の法事のタイミングは、終活について家族で話をするきっかけの一つです。

いとこや兄弟といった親戚が集まるタイミングで話を振ることで家族だけの時よりも柔軟に話し合いを進めることができます。

但し、単刀直入に話題を振るのではなく、親族の明るい話から終活に少しずつ話題を変えていきましょう。

 

2- 帰省

お正月やお盆の帰省時も話し合いをうまく進められるタイミングといえます。

特にお盆は亡くなったご先祖に想いを馳せるときです。ご先祖の話をする流れでこれからのこと、終活についてどの程度考えているのか聞くことができます。

 

■日々のコミュニケーションが大切

近くにいないことでこれまで話題にしてこなかった終活のことをいざ、話すとなると話題に出すこと自体ためらってしまうもの。

ましてや親世代であれば自分自身の死に関する話題はあまり考えたくないことです。

この場合、突然話題に出すのではなく、日々のコミュニケーションを大切にし、様子を確認しながら話し合いましょう。

また、日々のコミュニケーションだけでなく定期的に家族会議のタイミングを設け、終活の計画や意向について家族間で話し合いましょう。

 

■書き記して残す

実際、家族を前にして終活について話すとなると言いにくいことが出てくることもあります。

その場合は、無理に口頭で伝えるのではなく、遺言書の作成や最期の意思をエンディングノートといった方法を用いて書面で残すことも、後に見返すこともできるおすすめの方法です。

 

■まとめ

終活について話し合いにくい、話せていない家庭は全体の約2割という結果でした。

多くの家庭、家族が終活についての覚悟はあるものの、話し合いができていません。そんな時は家族だけで話すのではなく、他の親族や第三者が居るタイミングで話題を広げるようにしましょう。

終活はデリケートな話です。焦らず、家族のこれからを見据え、話し合うことが大切です。

 

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