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葬儀のプランニングにおいて、予算を抑えつつも家族の希望を叶える方法はありますか?

費用面について

ご家族が亡くなったとき、どのような葬儀をお考えでしょうか。ご本人の希望が「家族や親しい人だけでいい」「豪華に送ってほしい」など、あることでしょう。

なるべくならば、ご本人の希望を叶えて送り出したいと思う一方で、費用と気持ちが合わないこともあります。

こういった場合、どうしたらいいのでしょうか。

今回は「予算を抑えつつ、家族の希望を叶える方法」をご紹介します。

 

■家族間で話し合う

葬儀について、そのときにならない限りはなかなかと話し合う機会がないご家族もいらっしゃるかもしれません。

ご本人が元気なうちに葬儀のイメージについて、漠然としたイメージであっても話をすることは葬儀の希望を叶えるには大切です。

希望があれば、その希望に添って葬儀の見積りを出してもらうことが可能です。

 

■希望と費用

葬儀の希望はあっても、内容によってはトータルの費用面でその希望を叶えられないことも考えられます。最期のときにできるだけ希望に添った葬儀を行うためにも予算を上手く調整し抑えることが必要となります。

 

■予算を抑える方法

予算を抑える方法は以下の通りです。

1- 複数の葬儀社の見積りを取る

葬儀社も1社だけでなく、複数の葬儀社から見積りを取り、比較検討する方法です。

ご家族の希望する葬儀の内容を各葬儀社に伝え、実現できるように見積りを出してもらいましょう。

複数の葬儀社から見積りも取ることで希望のする葬儀の価格帯はどのくらいなのか、相場感が把握でき、高価な場合はどこの部分を抑えればいいのかを知ることもできます。

但し、複数社の比較には時間がかかります。お急ぎの場合にはおすすめできません。

 

2- 葬儀の規模を考える

葬儀であれば、盛大に送り出したいといったお考えがあるかもしれません。

ですが、葬儀の規模を考えることは費用を抑えることにも繋がります。

例えば、会場を小さくする。ご親族の方に出す料理のグレードを下げたりすることも一つの方法です。

但し、親族や参列の方から不満が出ることもあります。規模を抑えすぎないようにしましょう。

 

3- プラン見直しをする

葬儀費用は3つに分けられて内訳されています。

1つ目が、葬儀自体にかかる費用。2つ目に返礼品や参列者の接待にかかる費用。3つ目は宗教者に渡すお布施です。

この内訳の葬儀費用を見直すことで費用を抑えられます。

例えば、式場使用料、祭壇の種類(大・小や飾り方など)、料理のランクなど選べる項目で費用の調整が可能です。

 

4- 補助金や扶助制度の活用

葬儀後での手続きになりますが、亡くなられた方が加入していた保険、組合から葬祭費用の給付を受けられる制度があります。

国民健康保険加入の場合 → 3万円〜5万円程度の葬祭費を受け取ることができます。

健康保険加入の場合 → 埋葬料が支給されます。

但し、これらは申告が必要です。申告し忘れに注意してください。また、加入されている保険の種類によっても補助額が異なります。(申請期限:葬祭費や埋葬料は死後2年以内とされています。)

 

5- 葬儀保険に加入

葬儀保険とは、葬儀にかかる費用を少しずつ積み立てていく保険です。

各保険会社で葬儀費用向け保険の加入ができ、積み立て額は月々数百円からの少額保険です。

この葬儀保険は契約者が亡くなった場合、速やかに保険金が降り、保険名通りに葬儀費用として活用が可能です。(*加入の際はメリットだけでなく、デメリットも必ず確認されることをおすすめします。)

 

■まとめ

家族、親族、交流がある知人と過ごす小さめな葬儀、ご本人様が好きだった花で祭壇を埋め尽くしたいご家族さま。

子どもたちに負担をかけたくないけど遺影だけはプロのカメラマンに撮影してほしいなどさまざまな思いがあると思います。最期のときを過ごす大切な葬儀だからこそ、費用面で不快な思いをされることのないよう、まずはご本人の希望を聞いて何が必要で何が不要なのか踏まえ見積りを取ってみることから始めましょう。

 

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