自宅での介護が大変になってきた場合、介護施設のお世話になろうと考える方もいるかと思います。
ですが、条件によっては「受け入れ拒否されることがあると聞いたけど…」と
施設へお世話になることへの躊躇いがあり、なかなか入居を決められない方も。
そのような悩みを抱えた方へ、どのような理由が受け入れ拒否されるのかを
「介護施設からの受け入れ拒否?どんな原因の時?」を基にご紹介していきます。
*受け入れ拒否の理由5つ
受け入れ拒否の可能性はあるものの、
介護保険法では「正当な理由なくサービスの提供を拒んではならない」と定められています。
このことから、介護施設が受け入れ拒否をするということは正当な理由がなければなりません。
具体的な理由をご紹介します。
理由1:施設の入居基準を満たしていない
特別養護老人ホーム(特養)では平成27年4月から一部例外を除いて入居基準が変更になり、
要介護3以上の認定を受けていない方の入居ができなくなりました。
このことから要介護2以下の方は、介護者の介護疲れを理由には入居は認められなくなり、
入居条件を満たせず、受け入れを拒否されることがあります。
特養以外のどの施設でも入居の基準が設けられているため、
ご本人が入居基準を満たしている施設を探すようにすること大切です。
施設には特養以外にも様々な種類があります。
・老健
・有料老人ホーム
・グループホーム
・ケアハウス(介護度が軽度の方でも入居可)など
申込時に要介護2以下でも、その後介護度が上がることもあります。
上がった場合には必ず施設に連絡し、今後の待ち期間も確認するようにしてください。
自宅介護の状況が大変になってきてるなどを伝えると考慮してもらえることも。
できれば、ご家族からの問合せではなく、ケアマネジャーに伝えてもらうほうが
スムーズに進むこともあるため、そちらをおすすめします。
理由2:常に医療行為が必要
特養やグループホームは看護師を24時間体制で配置する義務はありません。
そのため、夜間は看護師がいないという施設も。
そのような施設へ常時医療行為を必要とする方が入居を希望しても、
受け入れが難しく、拒否されることが多くあります。
医療行為が常に必要な場合は、常時看護師が配置されている施設を探すようにしてください。
・老健
・有料老人ホーム といった医療設備が整っている施設
【ごくまれに、特養でも看護師を24時間配置している施設も】
施設探しでは、ご本人が日常的に必要なケアが受けられる体制の施設かを確認しておきましょう。
理由3:感染症・病を患っている
介護施設に入居している多くの高齢者は各々で基礎疾患を持っています。
高齢者の場合、感染症に対する抵抗力が低く、
感染症にかかると重篤になりやすく命に係わることになりかねません。
このような理由から感染症にかかっている方は、受け入れ拒否されることも。
もしも、感染症に感染しているのであればが、まずは治療を優先し、
完治した上で入居の申込みするようにしてください。
理由4:周囲へ暴力を振るう・自分を傷つけることがある
統合失調症など精神疾患や認知症を患っているからといって、入居拒否される理由にはなりません。
しかし、周囲への暴力を振るったり、他の入居者さんとトラブルになることが予想されるケースは
施設側は他の入居者さんの安全性を確保する必要があるため、
入所を希望していても受け入れ拒否となることがあります。
また、自分を傷つけることがある・帰宅願望が強いなど、
自らの意思で施設を出ていこうとして、破壊行為が激しい場合でも受け入れ拒否の可能性が。
ただし、この理由に該当する方の場合、入居後でないと判明しづらいため、
体験入居で行い、施設生活がしっかりと送っていけるかの判断をしてもらうといいでしょう。
大規模施設では難しい方でも小規模施設であれば落ち着いて過ごすことができるケースもあります。
いくつかの施設を体験し、安心して過ごせる施設を探すことをおすすめします。
理由5:身元保証人がはっきり決まっていない
介護施設へ入居の際は身元保証人が必要です。
身元保証人は入居者される方の家族代表として、施設と連絡とる役割があります。
身元保証人の役割
・入院が必要になった際の手続き
・状況が変化したが場合などの治療・ケアの方針を決定
・施設を退去(転居・死亡時など)の手続き・荷物の引き取り
その他、万が一に支払いが滞ってしまった場合、他の方法での支払いや連帯責任を追うことも。
このように身元保証人には様々な役割があり、誰が身元保証人になっているかを
はっきりとさせておくことが重要です。
もし事情があり身元保証人がたてられない場合は、後見人を付けることで
入居受け入れが可能になるケースが多いので事前に施設へ確認をしておきましょう。
もしくは、福山・備後エリアではりんどうの家の系列である、「一般社団法人りんどうの会」というところが
身元保証と生活支援をおこなっているので、そういうところを利用するのもおすすめです。
*まとめ
受け入れを拒否されないようにするためには、希望する施設と入居されるご本人の状況が
合致しているかどうかを見極めた上で施設を選ぶようにしてみてください。
その選び方であれば、受け入れ拒否をされることは多くありません。
「どのような状況が受け入れ拒否されないのか」「現状はあてはまるのか」など不安がある方は
私たち「福山・備後の老人ホーム・介護施設紹介センターのりんどうの家🏠」へご相談ください。
利用されるご本人の状態にあった施設をご紹介させていただきます。
ひとりやご家族だけで悩まず、些細な不安点もお聞かせください。