介護が必要な方でも老人ホームではなく、在宅介護という形でご家族など周りの協力の基で
過ごされている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、介護の度合いやご家族の疲労などで長期的な在宅介護に限界を感じることも…
出来るなら人生最期まで住み慣れた自宅で
過ごしていたいといった思いは多くの方が抱いている願いです。
その願いの反面では、ご家族が在宅介護で抱える負担は大きなものがあります。
こういった場合、どのようにしたら円満に老人ホームへ入居してもらえるのでしょうか?
今回は、「在宅介護も限界!老人ホームに入居する本人の同意は
どうやってスムーズにとるの?」をご紹介します。
*本人の納得が大切
家族や周りが限界を迎えたからと、無理に老人ホームへ
入居させることのないよう注意しましょう。
本人が納得していない状態で無理に入居を決めてしまうと、
ご本人にとって家族に対して「捨てられた」「騙されて入れられてしまった」
といった不信感を抱き、家族の関係が悪くなってしまう可能性も。
*入居拒否する理由を確認
老人ホームに入居することを拒否している場合、理由を把握するよう心がけましょう。
理由を聞くことで「住み慣れた自宅で暮らしたい」「環境の変化が不安」
「周りとうまくできるかが心配」など理由を知るきっかけになります。
高齢になってから生活環境の変化は若い人以上に感じてしまいがちに。
こういった理由は多くの方が持っているため、特別な感情ではありません。
ご家族も気持ちに寄り添い、話を進めることをおすすめします。
*気持ちよく入居してもらうポイント
老人ホームへの入居を拒否している方にとって、
急に老人ホームへ見学に行くことは抵抗感を持ってしまうことが多いため、
まずは、イメージがしやすいパンフレットやホームページといった
資料を見てもらうことから始めるようにしましょう。
*老人ホームのイメージを変える
入居を拒否する方にとって、老人ホームはいいイメージではない場合が多くあります。
「姨捨山」といった負のイメージや暗いといったイメージをお持ちの方には、
暗いイメージを取り除くような、明るいイメージのできる説明をすることが大切です。
例えば、現在では比較的お元気なときから入居される方が多いこと。
ホーム内でのレクリエーションやイベントなど、
入居者の方たちが毎日楽しく過ごすために工夫をしてくれていることを伝えてみましょう。
*自宅から離れたくない方への対応
住み慣れた自宅で暮らし続けたいという方には、段階的に新しい環境を知ってもらうこと。
はじめは老人ホームの試食会・レクリエーションなど短時間体験への参加がおすすめです。
短時間体験に慣れてきたら、時間を幅を拡げてショートステイ・体験入居など、
入居後のイメージができるよう、生活を体感してもらうようにするといいでしょう。
何度か老人ホームへ体験に行くうちに顔見知りの入居者・スタッフもできて、
少しずつ気持ちにも変化が表れることも。
焦らずゆっくりと時間をかけてペースを掴むことが大切です。
*認知症の方への対応
認知症の方で帰宅願望が強い場合、老人ホームへの入居説明をしても
簡単に同意を得ることは難いため、ショートステイなどの利用を繰り返し、
環境に少しずつ慣れて納得してもらえるよう
ご家族と老人ホームが連携して対応する必要があります。
*まとめ
最近の老人ホームは一昔前と比べてとても明るい環境になってきており、
入居者が住みやすいよう工夫されていますが、
ご家族が老人ホームへの入居を希望していても入居するのはご本人です。
そのご本人の気持ちに耳を傾けず、ご家族の考えだけで入居を
決めないようにしてください。
しっかりとご本人とコミュニケーションをとり、
安心してもらえるような言葉かけが必要です。
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