ご相談事例

6

夫婦でホームへの入居を考えています。2人とも自立ですが、将来を考えたら暮らしやすい施設の夫婦部屋に入ろうと思っています。介護認定をされてからの入居のほうがいいのでしょうか。

夫婦で入所

老人ホームへの入居時期は介護や介助が必要になってから考える方が多くいらっしゃいます。

もちろん、介護が必要になってから入居を考えても遅すぎるというわけではありませんが、ご夫婦共に元気で自立した生活がを送っている方であっても、将来を考えて入居を希望されている方もいらっしゃったりと、どんなタイミングがいいのか不安に感じてしまうこともあるかもしれません。

今回は「夫婦入居のタイミング」についてご紹介します。

 

■自立した方の入居可能な施設は?

夫婦共に元気な場合、対象となるのは「自立型」の施設です。

あてはまる施設は住宅型有料老人ホーム・健康型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などがあります。以下、詳しくご紹介します。

【住宅型有料老人ホーム】

食事、掃除、洗濯などの身の回りの支援(生活支援サービス)が整った施設です。入居中に介護が必要になっても、在宅系サービスを利用しつつ生活を送ることが可能です。

 

【健康型有料老人ホーム】

入居対象は原則として自立した生活を送れる方のみです。入居後、要介護認定された場合は介護サービスのある施設を探さなければなりません。

 

【サービス付き高齢者向け住宅 *略 ‥ サ高住】

自立または要介護度が低い方を対象にした賃貸住宅となっています。この種類の施設は、入居者への生活相談・安否確認などのサービスが提供されています。

 

■介護が必要な場合は?

夫婦ともに元気な場合のおすすめ施設をお伝えしましたが、介護が必要な場合でも夫婦で入居可能な施設はあります。以下、ご紹介します。

夫婦のどちらかが介護が必要な場合・・住宅型有料老人ホームまたはサービス付き高齢者向け住宅がおすすめです。これらの以外ではグループホーム・ケアハウスなどもありますが、定員が少人数の施設が多く、夫婦ともに入居できる施設は限られます。

 

夫婦とも介護が必要な場合・・介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅がおすすめです。これらの施設は要介護認定を受けた方の入居が可能です。ですが、希望する施設によって特性が異なりますのでサービス内容をしっかりと確認しましょう。

 

■夫婦部屋のメリット・デメリットは?

夫婦部屋へ入居する際のメリットとデメリットは以下の通りです。

【メリット】

1- 費用が抑えられる

夫婦別々の部屋を契約するよりも、夫婦で1つの部屋を契約すると契約金・家賃が比較的安価で済ますことができます。ですが、入居時に必要な入居一時金が2人分かかるため、入居一時金の支払いは高額になるので要注意です。

一方、サービス付き高齢者向け住宅は入居一時金が「敷金」扱いになり、1人入居でもご夫婦2人でも金額は変わりません。

 

2- 夫婦の時間を大切にできる

夫婦部屋にはミニキッチンや浴室などの設備が1人部屋よりも充実している施設が多く、夫婦の時間を大切にすることができます。

 

【デメリット】

1- 設備費が高額

夫婦部屋は部屋設備が1部屋より充実しています。このことから費用が高額になる可能性も。費用については施設によって異なるので、入居前にしっかりと確認するようにしましょう。

 

■早めがおすすめ

老人ホームは「入居したい!」と思っても直ぐ入居はできません。

多くの施設で見学から入居まで期間が1ヶ月~2ヶ月、人気の施設では入居までに他の施設以上に時間が必要になることも…

先々のことを考え、余裕を持った行動・情報収集がおすすめです。

 

■おすすめの理由とは?

早めの入居がおすすめな理由を2つご紹介します。

1- 家族の負担軽減

要介護認定された場合、在宅での介護はご家族へ大きな負担をかけてしまうかもしれません。

ですが、早めの入居はご家族への負担を軽減することが可能です。

また、遠方でなかなか逢えないご家族にとっても早めの入居は精神的な負担を減らすことにも繋がります。

 

2- スタッフが近い

施設へ入居後は専門知識をもったスタッフが近くにいることで安心して生活を送ることができます。

また、ケアが必要になった場合や困ったことがあっても直ぐに対応してもらえるので安心です。

 

■まとめ

老人ホームへの入居は早めがおすすめですが、介護が必要か必要ではないかなど、入居を希望される方の状況は異なります。

そして、入居するタイミングもそれぞれ。いつ頃の入居を希望されているのか、ご家族や夫婦で話し合ってみてください。

 

「福山・備後の老人ホーム・介護施設紹介センターのりんどうの家🏠」では、専門の相談員がフォローしております。

介護や医療のように難しい専門分野において不安なことやお困りごとなどありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

関連記事

PAGE TOP
お問い合わせはこちら