こんにちは!
りんどうの家です🏠✨
今回は「看護師がいる老人ホームといない老人ホームは何が違う?」
というテーマをもとに、看護師の在籍状況という観点から老人ホーム探しを分かりやすくお伝えしていきます✨
まず、看護師と介護スタッフではできる医療行為に違いがあります。
そのことから順にお伝えしていきます。
◆看護師と介護スタッフのできる医療行為
各老人ホームで行われる医療行為には2種類あります。
・看護師など医療資格保持者でないとできない専門的な判断・技術を必要する行為
・資格保持をしていない介護スタッフでも可能な行為
ですが、看護資格保持者でないとできない行為の中であっても、
指定の研修を受講した介護スタッフができるものもあります。
◆看護師ができる医療行為
- 痰の吸引(口腔内・鼻腔内・気管カニューレ内部) ※
- 経管栄養(胃ろう・腸ろう・経鼻経管栄養) ※
- インシュリン注射
- 中心静脈栄養(IVH)
- 褥瘡(床ずれ)の処置
- 人工呼吸器の管理
- 在宅酸素
※項目は研修や手続きを受けた介護スタッフでも行える場合がある行為です
◆介護スタッフが可能な医療行為
- 体温測定、血圧測定
- 専門的な判断や技術を要しない軽い擦り傷・切り傷・やけど等の処置、軟膏の塗布
- 湿布の貼付・点眼薬の点眼・内服薬の内服介助・座薬の挿入
- 鼻腔粘膜への薬剤噴射の介助
- 専門的な管理が必要でない場合の爪切り
- 耳垢の除去・歯や口腔粘膜、舌に付着した汚れの除去
- ストマ装具のパウチに溜まった排泄物の廃棄
- 自己導尿の補助用のカテーテル準備や体位保持
などが挙げられます。
上記ようにインスリンの注射や褥瘡(床ずれ)の処置など、専門的な医療行為が可能かどうかは看護師がいるかいないによって大きく異なります。
これ以外には看護師がいる場合、施設内で提供できる医療行為はの幅が大きく広がることで、
ご本人とご家族は安心してホームでの生活を送ることが可能になります。
◆各老人ホームの看護師配置について
医療行為が必要な方の入居可能施設は主に2種類あります。
介護付き有料老人ホームと特別養護老人ホームの2つは日中、看護師が在籍しているため高い確率で医療行為を受けることができます。
また、上記の2つの介護施設以外にも看護師が在籍している介護事業所が併設された、サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム、や訪問看護の受け入れ体制があるサービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム、そして看護師が在籍しているグループホームでも医療行為を受けることができます。このような施設の場合、看護師が在籍しているが、常駐はしていない可能性が高くなりますので、勤務体制などはしっかりと確認をしておく必要があります。
勤務体制の確認については、介護付き有料老人ホーム、特別養護老人ホームでも同様に必要となります。
・【看護師在籍】
・【看護師日中常駐】
・【24時間看護師常駐】
この3つは全て、施設に看護師がいることを示しますが、意味合いは全然違います。
特に入居者の医療行為が【夜間にも必要】な場合は、【24時間看護師常駐】の施設でなければ何かあった時に対応が遅れてしまいます。
入居者に求められる医療行為とその頻度を確認した上で最適な施設を把握するためには、【看護師の勤務体制】の確認が必須なのです。
また、上記意外にも看護師や医師体制が充実している介護老人保健施設(老健)という選択肢もあります。
しかし、介護老人保健施設は後の在宅復帰が目的の施設のため、長く生活を送れる施設ではありません。
1ヶ月〜半年程度で対処を求められるケースが多いため、老健に入れたとしても、医療行為が可能な老人ホーム探しは継続して必要となる場合がほとんどです。
看護師の在籍・常勤と看護師が常時いてすぐに対応可能かどうかで医療対応の度合いは大きく変わってきます。
看護師日中常駐!!と大きく謳っている施設でも、よくよく調べると日曜日のある時間帯は不在になります、という施設も中にはあります。
「看護師在籍」ときちんと明記している施設であってもご自身やご家族のために
細かく確認し、安心・信頼のできる老人ホームを選び、見つけてください。
私たち、「りんどうの家」も誠心誠意、皆さまに寄り添ってホームをご紹介してまいります☺