高齢となった親御さんが一人暮らしをされている場合、急な体調不良などに気づきにくく、何かあってはと心配になってしまうものです。
そういった場合、あると安心なのが「見守りサポート」。
しかし、どういったサポートがどのように受けることができるのか?どのサポートが合っているのか?など、わからないこともあるかもしれません。
今回は「見守りサポートの種類」などについてご紹介します。
■高齢者の一人暮らしは増加傾向
内閣府の発表では、65歳以上の一人暮らしの割合は増加傾向にあるとされています。
実際の結果として..
昭和55年では人口割合のうち男性が4.3%、女性が11.2%であったのが、令和2年時点では男性が15.0%、女性が22.1%と大幅に増加しているという結果でした。
この増加は今後も進むと考えられています。
■見守りサポートの種類
見守りサポートとひとくちに言っても様々な種類があります。
1- 民間サポート
こちらは民間企業、主にセキュリティ会社が提供している見守りサービスのことです。
セキュリティ会社でのサポートは以下の通りです。
- 一般的な警備
- ホームセキュリティとして家から人までを見守るトータルサポート
【トータルサポート詳細】
センサーやカメラを設置して見守る方法・・・こちらは空き巣対策としても知られている方法です。窓や扉にセンサーを設置することで異変を感知した場合、セキュリティ会社に異常信号が送られ、セキュリティ会社スタッフが直ちに駆け付けます。
アプリを活用した方法・・・こちらはセキュリティ会社のアプリを活用し、離れて暮らす親御さんの生活を知ることが可能となります。アプリでは親御さんが外出されているのか在宅なのか知ることができたり、自宅での活動量や運動量を知ることが可能です。一定期間活動のない場合、セキュリティ会社が異常信号を感知し、親御さん宅へ駆けつけます。
IoT機器を利用する方法・・・IoT機器の利用とは、家電製品を用いて製品会社が見守り・駆けつける方法です。IoT機器の活用では異常信号を感知し、24時間365日、即座にスタッフが駆けつけ、事前の登録があれば緊急連絡先にも連絡が入ります。
2- 行政サポート
見守りサポートは民間のサポートだけでなく、自治体でも見守りサービスを実施していることがあります。ある自治体では、地域の住民同士による見守りや緊急事態にはボタン一つで提携しているセンターの担当者が親御さん宅へ駆けつけます。自治体によってサポート体制が異なるため、事前確認が必要です。
3- 介護サービスの活用
介護(介護予防)サービスの活用も1つの方法です。地域包括支援センターや見守り相談窓口といった専門機関が定期訪問を行うなどの見守りをしてくれます。その他、必要があれば医療機関へ話を繋げてくれます。
■見守りサポートを行う際の注意点
見守りサポートは遠く離れた親御さんの安全を確認するための大切なツールの一つではありますが、注意しなければならないこともあります。
1- 親御さんの気持ちを尊重
大切なのは親御さんの気持ちです。サポートを受けることはとても便利で安心しますが、子ども側のみが安心しているようではいけません。見守られる側の親御さんが監視されていると感じたり、マイナスの感情になる可能性があります。
見守りサポートを受ける前に親御さんがどのように感じているのか確認し、活用のメリットをしっかり伝えて自主的に活用したいと思えるようにすることが大切です。
2- 親御さんの状況に合わせたサポートを考える
見守りサポートは民間・行政など様々あります。
ですが、これらの活用だけがサポートではありません。親御さんは昔ながらのコミュニティーで生活をしていることがほとんどです。近隣近所でお互いに助け合っている場合は、緊急時に対応してもらるようにお願いしておく方法も。
但し、親御さんの全てのサポートを近隣の方へ丸投げせず、不安な部分を補うよう見守りサポートを活用することがおすすめです。
■まとめ
遠く離れた親御さんに対する心配は見守りサポートで解決できるケースもあります。
しかし、親御さん自身の気持ちをしっかりと把握した上で活用するようにしましょう。
そして、これらのサポートには費用もかかります。各サポートの内容や費用面などをしっかりと確認し、活用されることをおすすめします。
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