子どもにとって親が歳を取ると体調面が気になります。それが離れて暮らしているのであれば、様子を伺うこともできないため尚更。
現在は自立していても生活や食事面など不安はつきません。
そんな高齢になる親を心配し、老人ホームへの入居を検討される方は少なくありません。
そこで今回は「自立していても入居できる老人ホームと本人へ入居をすすめる方法」についてご紹介します。
■自立した人も入居できる老人ホーム
自立したでも入所できる老人ホームは以下3施設です。
1.介護付有料老人ホーム
要介護認定を受けていない方でも介護付き老人ホームへの入居が可能です。
【特徴】
- 終の棲家になる
- 介護スタッフが常駐している
- 24時間365日のサポートが受けられる
*但し、自立サポート費が別途必要なため、割高になることも。
2.住宅型有料老人ホーム
【特徴】
- 介護認定を受けるまでは、介護サービスの利用がないため、費用が抑えられる
- 介護が必要になったとき外部の介護サービス費用のみ必要
*但し、介護度が上がった場合や医療行為が必要になった場合、退去を求められる施設も。
3.サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
【特徴】
- 居室にキッチンや浴室管理されている施設が多い
- 賃貸住宅と同様の生活が送れる
※但し、認知症の進行や介護度が上がった場合、退去を求められる施設も。
※介護付、住宅型、サ高住のいずれも、元気な人向きの施設から介護度の思い人が安心できる施設まであります。
■入居のすすめ方
自立している方にとって、自宅での生活は当たり前のこと。老人ホームへの入居の話しに抵抗感を示すことが考えられます。
まずは将来に対する話から始め、老人ホームへの入居について考えている旨を伝えましょう。
■気持ちに寄り添うところから
家族の思いに反し、本人が入居に対して拒否されてしまったという話をよく聞きます。
そうならないよう、働きかけることが大切です。具体的な働きかけ方は以下の通りです。
1.気持ちを伝える
頭ごなしに入居ばかりを勧めるのではなく、まずは家族が現状をどう感じているか心配していることことを伝えましょう。
入居を拒否する理由は様々です。
例えば)
- 近所の人との関係を壊したくない
- いいイメージがない
- 自由がなさそう など
今の老人ホームは自立している人であれば、これまで通りに仕事へ行くこともができたり、自由度が高いのも特徴です。
また、老人ホームに対していいイメージがない場合、パンフレット等を見てもらったり、実際に見学に行ってもらうこともお勧めです。
本人の気持ちに耳を傾けることを大切にしましょう。
2.入居の話しを無理やり進めない
老人ホームへの入居を無理やりに進めないようにしましょう。
入居してもらうことで、家族は安心するかもしれません。
しかし、本人にとっては新しい環境で生活することが精神的なストレスに繋がることも。
本人が住み慣れた自宅で生活を続けたいと考えているのであれば、気持ちに寄り添うことも大切です。
介護が必要になった時や心配な状況になった場合、改めて老人ホームへの入居を勧めてみましょう。
■まとめ
自立している人にとって、子どもからの老人ホームへの入居相談は寝耳に水。
快く思わないこともあると思います。
親には親なりの近所でのコミュニティも存在しています。子どもが安心したいからと無理やりに入居の話しを進めていくことは避けましょう。
まずは、話し合いの場を設け、お互いの気持ちについて知ることから始めてください。
「福山・備後の老人ホーム・介護施設紹介センターりんどうの家🏠」では、見学同行を行っています。
なかなか直接聞きにくい質問などもご本人様やご家族に代わって質問いたします。
また、おひとり様のご入居の相談、身元保証、相続から遺言作成、介護や医療のように難しい専門分野において不安なことやお困りごとなどありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。